「あの人の好みのもの」展おしらせと「たいせつなもの」展御礼

12月23日をもちまして「たいせつなもの展」終了いたしました。

ご高覧いただきました皆様誠にありがとうございました。


たいせつなもの展はダイヤモンドがテーマと言う事で、ダイヤのエースをモチーフに制作しました。


左から「ヨメガキミ」「タニグク」「マルシメノネコ」です。

トランプのスートの一つでもあるダイアモンド。
ダイアモンドは貨幣を意味し、商人を表すとも言われており、吉兆のスートと考えられています。
そんなダイヤのAに、日本では商売繁盛や財運の神と言われている動物を彩りました。
人々の生活に欠かせないものである、お金も身近で愛らしい神が司っているのです。


ダイヤのエースということで赤を基調に制作しました。

普段ポイントでしか使わない色ですので、見ていただいた方達から「意外!」「新鮮!」

というお言葉をいただきました。

七宝釉での「赤」は赤透(あかすけ)という伝統ある色です。その魅力みたいなものを

少しでもお伝え出来ていたら嬉しいです。

次の展示のお知らせです

あの人の好みのもの


2014年12月30日から2015年1月12日

新宿髙島屋10階美術画廊

午前10時から午後8時まで

※12月31日は午後6時まで。1月1日は休業。

※9日、10日は午後8時半まで。

※最終日は午後4時閉場。



これまで新宿髙島屋美術画廊の企画展で展示されていたアーティストの方々が、今一番気になっているアーティストを紹介するという展示です。


私は、サラマンダーをモチーフに作品を制作していらっしゃる彫刻家の井上裕起さんにご紹介いただきました。


以前から仲良くしていただいているのですが、今回ご紹介して頂く際の決め手は生きものと「文様」。

私が普段制作しているものそのものだったので、嬉しかったです。


「普段目には見えない、形のない音、光、匂いや命の煌めき。
けれども確かにそれはそこにあって私たちをそっと包み込んでいる。

音や光、匂いや命の煌めきを可視化したならば、いったいどんなものになるだろうか。
そんな想像、願いをこめて作品を制作している。
七宝釉と銀線の煌めきが私の想いを支え、可視化してくれるのだ。」

そんな事普段考えながら制作しています。

今回の展示では新作2点と旧作合わせての展示になります。
年末年始のお忙しい時期ですが、ご高覧いただけましたら幸いです。