藝大アートプラザ大賞受賞者招待展 終了しました

23日、日曜日をもちまして

「藝大アートプラザ大賞受賞者招待展」が終了いたしました。

 

沢山の方にご高覧いただけて大変ありがたく感じております。

名古屋からこの展示のためだけにきてくださったお客様もいらしゃって、

なんというか、制作していなければ出会えなかった方たちとの繋がりに

ただただ感動しています。

 

 

展示していました作品の紹介を少し。

Breathing

 

Φ290×44mm

両面硝子胎七宝(ガラス、硝子胎釉薬、銀線) 

額(ブラックウォールナット)/木工作家 臼井仁美さん制作

 

ガラスの両面に銀線をたて、色を入れています。

光に透けると裏面の模様が見えてきます。

 

 

シリーズとして絶滅危惧種をモチーフにいますが、これもそのひとつ。

 

コウテイペンギンが飛ぶように泳ぐこの光景も見られなくなる日がくるかも

しれない。

ペンギンたちが泳ぐこの海にはまだ希望が残っているのだろうか。

 

 

Flapping

 

Φ137×28mm

硝子胎七宝(ガラス、硝子胎釉薬、銀線) 

額(ハードメープル)/木工作家 臼井仁美さん制作

 

 

こちらは片面のみの硝子胎です。

第5回アートプラザ大賞展のDMデザインをさせていただいた時の図案を元に

今回硝子胎七宝として制作しました。

 

 

近い将来、自分のこどもに「カメさんって海にもいたの?」

と言われてしまうかもしれない。

美しいものを手に入れたくて、命を奪ってまで欲を満たそうとする人間の未来には

美しいものは見えなくなるかもしれない。

 

 

 

Playing

 

Φ137×28mm

硝子胎七宝(ガラス、硝子胎釉薬、銀線) 

額(ハードメープル)/木工作家 臼井仁美さん制作

 

こちらは第5回アートプラザ大賞展のポスターの図案を元に制作しました。

 

 

ゆっくりと泳ぎ戯れるその姿に人魚をみた昔の人たち。

その人魚を捕らえ、身ぐるみ剥がし売りさばく今の人間。

大事なものが泡となって消えて後悔しても、もう人魚たちは微笑んでくれない。 

 

 

 

次回の展示は7月に青山でおこないます!

この3点に加え、新作も3点展示予定ですのでお楽しみに☆

またお知らせいたします。